◎アメリカはキューバへの送金を規制しているが、ビットコインはこの規制をすり抜けると同時に長距離取引でも簡単に使えるため、人気が高まっていた。
キューバ共産党は26日、暗号通貨ビットコインによる支払いを認めると発表した。
官報によると、中央銀行がビットコインの使用に関する規則を制定し、国内の関連サービスのプロバイダーにライセンスを与える予定だという。
キューバではアメリカの厳しい禁輸措置の影響でドルの使用が困難になったことを受け、ビットコインを含む暗号通貨を積極的に活用する動きが見られていた。
中央アメリカのエルサルバドルは6月、海外で生活する市民の送金をビットコインで行えるようにした。エルサルバドル市民の約25%はアメリカで生活しており、2020年には60億ドル(約6,500億円)以上がアメリカからエルサルバドルに送金された。
ビットコインの価値は大きく上下する可能性がある。また、キューバの官報によると、中央銀行はビットコインの管理には関与せず、広く分散されたブロックチェーンコンピューターコードを利用して通貨の使用状況をチェックするという。
アメリカはキューバへの送金を規制しているが、ビットコインはこの規制をすり抜けると同時に長距離取引でも簡単に使えるため、人気が高まっていた。
決議は、「中央銀行は社会的利益を追及する個人や企業の暗号通貨の使用を許可することができる」と述べているが、使用する個人や企業は地方自治体の監視下に置かれる。また、違法行為は禁じると明記された。
キューバの著名なプログラマーであるエリック・ガルシア氏はSNSに、「一部のキューバは暗号通貨を積極的に使っている」と述べた。「ビットコインは主に、ギフトカードを介してオンライン購入に使用されています...」