コスタリカの閣僚7人辞任、来年の議会選に先立ち

チャベス大統領自身も任期満了前に辞任し、議会選に出馬すると噂されていたが、同氏は30日、この可能性を否定した。
コスタリカのチャベス大統領(AP通信)

中米コスタリカのチャベス(Rodrigo Chaves)大統領は7月30日、7人の閣僚が辞表を提出したと明らかにした。

副大統領と6人の大臣は来年の議会選に先立ち、辞意を表明していた。

チャベス氏自身も任期満了前に辞任し、議会選に出馬すると噂されていたが、同氏は30日、この可能性を否定した。

チャベス氏は記者会見で、「大統領職に留まる。辞任するつもりはない」と語った。

またチャベス氏は「政権の支持率は堅調に推移しており、来年の議会選のキャンペーンに参加する必要はないと考えている」と述べた。

副大統領、財務、計画、住宅、女性の福祉を担当する大臣らは31日に政権を離れた。

チャベス氏は議会(一院制、定数57)で過半数を占めることができれば、自身の党が望むより抜本的な改革を実行できると強調。「殺人事件に関する包括的な安全保障政策や、野党の反対で成立できなかった労働法改正を含む改革を推進できる」と説明した。

コスタリカの大統領の任期は4年。連続再選は禁じられている。

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