コスタリカ大統領が汚職疑惑を否定、野党の司法クーデターと主張
検察はチャベス氏が中央アメリカ経済統合銀行(CABEI)と契約を結んだ地元の生産者に、その資金の一部を元選挙顧問に支払うよう圧力をかけたと主張している。
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中米コスタリカのチャベス(Rodrigo Chaves)大統領は22日、首都サンホセの議会で自身の汚職疑惑を否定した。
検察庁は先月、選挙資金の不正な調達に関する訴状を提出し、最高裁判所に対し、チャベス氏の免責特権を剥奪し、裁判にかけるよう求めた。
チャベス氏は議会の公聴会でこの動きを「検事総長と最高裁による政治的報復の試み」と呼んだ。
検察はチャベス氏が中央アメリカ経済統合銀行(CABEI)と契約を結んだ地元の生産者に、その資金の一部を元選挙顧問に支払うよう圧力をかけたと主張している。
チャベス氏はこれらの疑惑を否定。「政府は現在、過去の長期政権による汚職調査や麻薬密売人を追跡しており、そのような汚職とは無関係である」と主張した。
チャベス氏は公聴会後、議会周辺に集まった支持者に対し、「過去に汚職を繰り返してきた野党議員が私を悪党だと信じ込ませ、司法クーデターを企て、馬鹿げた案件をでっち上げた」と語った。
3人の議員からなる委員会は報告書をまとめ、議会(一院制、定数57)に提出する予定だ。
議会はチャベス氏の免責特権を剥奪するかどうかを決めることになる。