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▽トランプ政権は先週末、1798年に制定され、第2次世界大戦中に日系人の強制収容で使われたことで知られる敵性外国人法に基づき、ベネズエラの麻薬組織トレンデアラグアの構成員約250人をエルサルバドルの警備厳重な刑務所に送った。
2025年3月16日/エルサルバドル、中部テコルカの刑務所(ロイター通信)

米国から中米エルサルバドルの刑務所に移送されたベネズエラ移民の妻が20日、ロイター通信の取材に応じ、夫の権利が侵害されていると主張した。

トランプ政権は先週末、1798年に制定され、第2次世界大戦中に日系人の強制収容で使われたことで知られる敵性外国人法に基づき、ベネズエラの麻薬組織トレンデアラグアの構成員約250人をエルサルバドルの警備厳重な刑務所に送った。

トレンデアラグアはベネズエラ北部アラグア州の刑務所で創設されたギャング。ベネズエラ当局は23年、この組織を解体したと発表したが、幹部の行方は分かっていない。

国務省は先月、トレンデアラグアを含む中南米の8つの麻薬カルテルを「外国テロ組織」に指定した。

この刑務所に送られた男性の妻はロイターの取材に対し、「夫はコロンビアとベネズエラの国籍を持ち、2月初旬に米移民局(ICE)に逮捕されたとき、亡命申請を行い、合法的な労働許可証を持っていた」と語った。

それによると、男性はトレンデアラグアと何の関係もなく、関与したこともつながりもないという。

女性は夫が米デンバーで拘束された後、母親と共にベネズエラに帰国。夫の帰りを待っている。

ワシントンDC連邦裁判所はトランプ政権が裁判所命令を無視してエルサルバドルへの送還を強行したかどうかを調べている。政府は3月25日までに司法省の質問に答える必要がある。

ワシントンDC裁は15日にこの発動を14日間差し止めたが、政府は送還便が既に領空外に出ていたため、エルサルバドルに向かわせたと主張している。

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