チキータ・パナマ、日雇い労働者1200人解雇へ

パナマ西部ボカス・デル・トロ州では5月にチキータ・パナマが約5000人の従業員を解雇して以来、これに抗議するデモが続いている。

米バナナ大手チキータ・ブランドが中米パナマの現地法人であるチキータ・パナマの従業員約1200人を解雇する。同社が17日、明らかにした。

パナマ西部ボカス・デル・トロ州では5月にチキータ・パナマが約5000人の従業員を解雇して以来、これに抗議するデモが続いている。

政府はこの事態を受け、ボカス・デル・トロ州に非常事態を宣言。1500人の警察官を追加派遣した。

チキータ・パナマは声明で、「残りの日雇い労働者1189人を18日付けで解雇する」と述べた。

同社は経営陣は6月下旬までにパナマを離れた。

デモ隊は地元の空港やチキータ・ブランドの施設を破壊。機動隊に火炎瓶や石を投げつけたり、道路を占領したりして、政府に労働者を保護するよう求めている。