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▽ハイチの治安は2021年7月のモイーズ大統領暗殺と同年8月に西部で発生したM7.2の大地震で崩壊し、破壊と暴力が蔓延している。
2025年1月3日/ハイチ、首都ポルトープランスの空港、グアテマラの兵士(AP通信)

中米諸国の部隊がギャングの支配下に置かれるハイチの首都ポルトープランスに到着し始めている。

グアテマラの兵士75人とエルサルバドルの少数の部隊が3日、ポルトープランスに入り、国連支援ミッションに合流した。

この式典には駐米国大使も出席。同規模の第2陣は4日中に現地入りする予定である。

ハイチの治安は2021年7月のモイーズ(Jovenel Moise)大統領暗殺と同年8月に西部で発生したM7.2の大地震で崩壊し、破壊と暴力が蔓延している。

ポルトープランスでは2年以上前から複数のギャングが地域の支配権をめぐって血みどろの抗争を繰り広げている。

ポルトープランスの80~90%がギャングの支配下に置かれ、市内の学校、企業、公共機関はほぼ全て閉鎖。2つの主要刑務所もギャングの攻撃で崩壊し、4000人以上の受刑者が脱獄した。

ポルトープランスと周辺地域の暴力は昨年10月頃から激化。中部アルティボニット県では地元のギャングが複数の地区を襲撃し、市民少なくとも115人を虐殺した。逮捕者は出ていない。

ポルトープランスの総合病院内にはクリスマスに武装集団が押し入り銃を乱射。同院の運用再開を取材していたジャーナリスト2人と警察官1人が死亡、その他大勢が負傷した。

国連支援ミッションを率いるケニアは約400人の警察官を投入している。バハマ、バングラデシュ、バルバドス、ベナン、チャドも派遣を約束しているが、いつ派遣するかは明らかになっていない。

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