◎ケイマン諸島は2017年5月に医療用マリファナを合法化したが、娯楽目的の使用は違法である。
大麻草(Getty Images)

英領ケイマン諸島が少量のマリファナ所持を微罪にするかどうかの是非を問う国民投票を実施する予定だ。同政府が3日、明らかにした。

それによると、多くの議会議員が国民投票で是非を問うべきという会派の主張を支持しているという。

政府報道官は記者会見で、「政府は国民の意見を聞きたいという議会の考えに賛成する」と語った。

この法案が成立すれば、少量のマリファナ所持は軽微な犯罪として扱われ、交通違反の切符を切られる程度の罰金を支払い、刑事罰には問われなくなるという。所持できるマリファナの量はまだ決まっていないようだ。

ケイマン諸島は2017年5月に医療用マリファナを合法化したが、娯楽目的の使用は違法である。初犯で12グラムまでのマリファナを所持した場合、1年以下の懲役刑に処される。

現地メディアによると、国民投票は来年の総選挙に合わせて実施される予定だ。

国民投票で民意が示され、議会が法案を承認すれば、ケイマン諸島は大麻取締法を緩和した他のカリブ海諸国に加わることになる。

アンティグア・バーブーダは一般市民の大麻使用を非犯罪化。ジャマイカも少量のマリファナを非犯罪化し、米領バージン諸島は最近、娯楽と聖餐式での使用を許可した。

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