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ドミニカ共和国でバス事故、カナダ人観光客2人死亡、13人負傷

事故を起こしたバスはプンタカナ空港を出発し、沿岸地域にあるホテルへ観光客を運んでいた。
ドミニカ共和国、首都サントドミンゴ(Getty Images)

ドミニカ共和国で3月1日夜に観光バスが道路を逸脱して横転する事故が発生し、カナダ人観光客2人が死亡、13人が負傷した。地元当局が3日、明らかにした。事故は人気リゾート地プンタカナの東方に位置するラ・ロマーナ地域で発生し、負傷者は37歳から72歳まで幅広い年齢層に及んでいる。

事故を起こしたバスはプンタカナ空港を出発し、沿岸地域にあるホテルへ観光客を運んでいた。地元テレビ局によると、バスは夜間に道路を走行中、車道を外れて横転、目撃者が警察や消防に通報した。事故現場付近の道路は観光ルートとして頻繁に利用される一方、安全性に課題が指摘されていた区間があるという。

当局によると、負傷した13人のうち8人が男性、5人が女性で、うち2人は専門の外傷治療を行う病院に緊急搬送された。残る負傷者は近隣の医療機関で手当てを受けているという。死亡した2人はカナダ人観光客で、身元は公表されていない。

在カナダ大使館はX(旧ツイッター)に声明を投稿し、被害を受けた人々に領事支援を提供していると表明した。大使館スタッフが地元当局と連携し、負傷者やその家族の支援にあたっているという。バスに乗っていた観光客の正確な人数は明らかになっていない。

ドミニカ共和国は世界でも交通事故による死傷者が多い国の一つとされ、世界保健機関(WHO)の統計でも交通事故死亡率が高いことが指摘されている。このため観光地周辺の道路でも安全対策の強化が求められてきた。今回の事故を受け、現地では観光客の安全確保を巡る議論が再び高まる可能性がある。

警察が事故原因の究明を進めており、運転手の操作状況や道路状況、気象条件など複数の視点から調査が行われる見込みだ。専門家は夜間走行や観光ルートの道路設計が事故リスクを高める要因になっている可能性を指摘し、再発防止策が急務となっている。

観光業はドミニカ共和国経済の要石であり、年間多くの外国人旅行者を受け入れている。しかし交通安全の課題は長年の懸念で、今回の事故が観光地全体のイメージに影響を及ぼすことを危惧する声も出ている。中央政府は観光客の安全を最優先する方針を強調しつつ、事故の詳細な調査と必要な対策の実施を約束している。

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