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パナマ運河の橋で石油タンクローリー爆発、1人死亡


当局によると、この爆発で作業に従事していた1人が死亡したほか、消火活動にあたった消防士2人が負傷した。
2026年4月6日/パナマ首都パナマシティ、石油タンクローリーが爆発した現場(AP通信)

中米パナマのパナマ運河に架かる「アメリカ橋(Bridge of the Americas)」付近で石油タンクローリーが爆発し、1人が死亡した。地元警察が7日、明らかにした。この事故を受け、当局は橋を閉鎖し、安全性の確認作業を進めている。

事故は6日午後、首都パナマシティの運河太平洋側入口に位置する同橋のたもとで起きた。燃料を扱う施設で作業中だったタンクローリーが爆発し、巨大な火球が発生、炎と黒煙が橋の上方にまで立ち上った。現場付近では複数の車両が通行していたが、一般車両が巻き込まれたという情報はない。

当局によると、この爆発で作業に従事していた1人が死亡したほか、消火活動にあたった消防士2人が負傷した。火災は複数の燃料トラックに延焼し、鎮火までに数時間を要した。爆発の原因は明らかになっておらず、消防当局が調査を進めている。

アメリカ橋は1962年に開通した全長約1.6キロの鋼製アーチ橋で、パナマシティと西部地域、さらには空港を結ぶ交通の要衝である。パナマ運河をまたぐ数少ない道路橋の一つであり、日常的に多くの車両が通行する重要インフラのひとつだ。

今回の爆発では火球が橋本体に影響を及ぼした可能性が指摘されている。このため公共事業省は専門技術者を現地に派遣し、金属部材やコンクリートの損傷状況を点検している。安全が確認されるまで橋は通行止めが続く見通しである。

ムリノ(José Raúl Mulino)大統領は7日、橋の閉鎖により通勤や物流に混乱が生じるとの認識を示しつつ、早期の復旧に期待を示した。パナマ運河の運航に支障は出ていないものの、周辺交通への影響は大きく、市民生活や経済活動への波及が懸念されている。

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