メキシコ中央銀行、5会合連続利下げ、政策金利7.75%

金融政策決定会合のメンバー5人のうち、ヒース副総裁が唯一、反対票を投じた。
メキシコ、首都メキシコシティ、中央銀行本店(Getty Images/AFP通信)

メキシコ中央銀行は7日、市場の予想通り政策金利を0.25%引き下げ、7.75%に設定した。利下げは5会合連続。

金融政策決定会合のメンバー5人のうち、ヒース(Jonathan Heath)副総裁が唯一、反対票を投じた。

理事会は6月の前回会合で4会合連続となる0.5%の利下げを実施。今回、市場の予想通り、下げ幅を縮小した。

理事会は声明で、「為替レートの動向、経済活動の弱さ、世界的な貿易政策の変更などを考慮した」と述べた。

また理事会は今後金利変更を検討するとしたものの、過去の発表のような具体的な表現は控えた。

国家統計局INEGIは7日、先月の消費者物価指数(CPI)を公表。25年7月のインフレ率は前年同月比で3.51%増で、6月の4.32%から低下し、20年12月以来の水準となった。

メキシコの25年第2四半期(4~6月)の経済成長率は前年同月比でプラス0.7%、第1四半期(1~3月)のプラス0.1%から改善した。

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