◎国会議員のマイケル氏は今週、西海岸にある自宅で何者かに刺殺された。
カリブ海の島国アンティグア・バーブーダの捜査当局が国会議員刺殺事件の容疑者を逮捕・起訴した。警察が9日、明らかにした。
国会議員のマイケル(Asot Michael)氏は今週、西海岸にある自宅で何者かに刺殺された。警察によると、26歳のアレクスタ・フランシス(Alexta Francis)が起訴され、11日に出廷する予定だという。
被告にはまだ弁護人がおらず、9日時点の勾留場所も明らかになっていない。
警察庁は声明で、「捜査当局は国会議員殺害という前例のない事件にプロ意識をもって対応し、容疑者を確保した」と称賛した。
警察は被告の認否を明らかにしていない。
マイケル氏は54歳。無所属の国会議員で、大臣を歴任し、裕福な実業家でもあった。
地元メディアによると、マイケル氏は慈善家として知られていたが、国際的な贈収賄スキャンダルなどで論争を巻き起こし、与党の党員資格を剥奪された。
その後、2023年の選挙に無所属で出馬し、議席を維持した。
マイケル氏は5日、西海岸にある自宅で死亡しているのが発見された。
アンティグア・バーブーダで現職の国会議員が殺害されたのは初めてであった。