メキシコでまた市長殺害、政治家への攻撃続く ミチョアカン州
メキシコで政治家が標的になることは珍しくなく、その多くに麻薬カルテルが関与している。
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メキシコ西部ミチョアカン州で市長とその夫が殺害された。警察が18日、明らかにした。
それによると、同州テパルカテペクの市長とその妻は17日に殺害されたという。
メキシコで政治家が標的になることは珍しくなく、その多くに麻薬カルテルが関与している。
南部オアハカ州でも今週初めに市長が射殺された。
ミチョアカン州検察はソーシャルメディアへの投稿でテパルカテペクの市長とその妻が殺害されたことを確認したが、詳細は明らかにしていない。
テパルカテペクはハリスコ州との境界近くに位置し、麻薬カルテルの暴力のホットスポットになっている。
ミチョアカン州はメキシコで最も危険な州のひとつであり、その大半が世界最大の麻薬組織シナロア・カルテルとつながりのあるギャングの支配下に置かれている。
ハリスコ州にはシナロア・カルテルのライバルであるハリスコ新世代の本拠地がある。
AP通信は当局者の話しとして、「市長と妻は自宅を出た直後に射殺された」と報じた。
ミチョアカン州では昨年10月にシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領が就任して以来、5人の市長が殺害されていた。今回の事件で犠牲者は6人となった。
米国務省は2月、シナロア・カルテルやハリスコ新世代など、中南米の8つの麻薬組織を「外国テロ組織」に指定した。