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ドミニカ鉱山崩落事故、80人全員救助、死傷者なし

事故は首都サントドミンゴの北西部の農村地帯にある亜鉛・銅鉱山で発生した。
ドミニカ共和国、首都サントドミンゴ郊外の鉱山(Getty Images)

ドミニカ共和国の首都サントドミンゴ郊外にある鉱山で発生した崩落事故について、地元当局は21日午後、閉じ込められていた鉱夫80人全員が無事救助されたと明らかにした。

事故はサントドミンゴの北西部の農村地帯にある亜鉛・銅鉱山で発生した。

大統領府と鉱山省はSNSに声明を投稿。「死傷者はおらず、崩落で身動きが取れなくなっていた80人の鉱夫は全員救助された」と述べた。

大統領府の報道官はこれに先立ち、X(旧ツイッター)への投稿で、「鉱山内にいる鉱夫たちは地下の安全な区域に退避しており、救助隊が救出作業を進めている」と説明していた。

崩落の原因は明らかになっておらず、警察が関係者から話しを聞いている。

地元メディアによると、この鉱山の採掘権は国営企業が保有。敷地面積は2245ヘクタールに及ぶ。

ドミニカの鉱業は同国の経済において重要な役割を果たしている。特に金や銀、ニッケルなどの金属資源が豊富であり、これらの鉱物の採掘と輸出が主な収入源となっている。

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