◎他の刑務所への移送に抗議する受刑者たちが銃やナイフで刑務官を攻撃した。
メキシコ、南部タバスコ州の刑務所(Getty Images)

メキシコ南部タバスコ州の刑務所で暴動が発生、受刑者7人が死亡した。警察が20日、明らかにした。

それによると、他の刑務所への移送に抗議する受刑者たちが銃やナイフで刑務官を攻撃したという。

現場はタバスコ州ビジャエルモサ近郊の刑務所。刑務官4人と受刑者6人が負傷した。

州警察の広報担当は声明で、「2人の受刑者を連邦刑務所に移送する準備をしていたところ、刑務官が銃撃を受けた」と明らかにした。

銃を持った受刑者の1人は、20人ほどの受刑者に守られながら約3時間持ちこたえた。

暴動中、刑務所内で火災が発生。怒りに燃える受刑者の家族が刑務所の外に集まり、警察に情報を公開するよう要求した。

機動隊が数時間後に刑務所を制圧。アサルトライフル1丁、ピストル5丁、手りゅう弾1個、ナタ23本、ナイフ14本、自家製ナイフ23本を押収した。

これらの武器が刑務所に持ち込まれた経緯は不明である。

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