米クルーズ船の乗客4人、違法薬物所持で逮捕=バミューダ警察
4人はカルフェンタニルや大麻を含む違法薬物を大量に所持していたという。
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北大西洋の英領バミューダ当局は22日、薬物所持の疑いで米クルーズ船の乗客4人を逮捕したと明らかにした。
それによると、4人はカルフェンタニルや大麻を含む違法薬物を大量に所持していたという。
カルフェンタニルは強力な麻薬性鎮痛剤であるフェンタニルの誘導体で、フェンタニルよりもさらに強力な鎮痛効果を持つ物質。医学・獣医学領域で麻酔や鎮痛に使用されることもあるが、非常に強い毒性を持つため、乱用や大量破壊兵器としての使用が懸念されている。
専門家によると、カルフェンタニルはフェンタニルの100倍の威力があり、象の鎮静などに用いられる。
バミューダ警察の責任者は地元ラジオ局の取材に対し、「この押収は潜在的な悲劇を未然に防いだ可能性がある」と語った。
また責任者は4人が改造した電子たばこや大麻グミなども所持していたと明らかにした。
4人はバミューダの港に到着後逮捕された。
警察はそれ以上の詳細を明らかにしていない。
AP通信は情報筋の話しとして、「クルーズ船の他の乗客が船員に通報した」と伝えている。