▽現場は首都ハバナの南方約720キロに位置するオルギンの軍事施設。
キューバ東部オルギンの軍事施設で爆発があり、兵士13人が行方不明になっている。国営テレビが7日に報じた。
それによると、軍事施設内の弾薬庫が爆発したという。
現場は首都ハバナの南方約720キロに位置するオルギンの軍事施設。国営テレビは当初、施設内で火災が発生したと報じていたが、その後訂正した。
爆発の原因は明らかになっていない。
国営テレビは軍の声明を引用し、「4人の将校と9人の兵士が行方不明になっている」と報じた。
ソーシャルメディアで共有された動画には森林地帯から立ち上る煙が映っていた。
報道によると、消防士が消火活動に当たり、軍と警察が現場に続く道路を封鎖したという。
キューバでこのような事故は珍しくなく、その詳細が明らかになることはほとんどない。
キューバの経済は米国の厳しい経済制裁、パンデミックよる観光産業の衰退、ウクライナ戦争に端を発する燃料・食料価格の高騰で大打撃を受けている。
マタンサス州沿岸の石油備蓄基地で22年8月に発生した火災では100人以上が死傷。当局は落雷によりタンクの1つで火災が発生し、その後、別のタンク2基に延焼したと報告している。