◎アフリカ大陸の54カ国のうちジンバブエを含む30カ国が同性愛を認めていない。
ジンバブエのチウェンガ(Constantino Chiwenga)副大統領がLGBTQ+(性的少数者)の若者のための大学奨学金を禁じると主張した。現地メディアが16日に報じた。
18~35歳を対象とする州立大学の奨学金制度はLGBTQ+を支援する組織GALZが運営している。
GALZは2018年からLGBTQ+への奨学金提供を開始した。
敬虔なカトリック教徒である元陸軍司令官のチウェンガ氏はLGBTQ+を「気持ち悪い奴ら」と呼んでいる。
チウェンガ氏は15日遅くの声明で「この奨学金制度は政府に対する挑戦であり、容認できない」と主張した。
またチウェンガ氏はLGBTQ+を「役立たず」と呼び、「ジンバブエの学校はこのような異質で、役立たずで、非アフリカ的で、非キリスト教的な価値観の持ち主を入学させることはおろか、志願者を受け入れることもない」と述べた。
GALZによると、この奨学金制度は家族から疎外され、高等教育費の支払いに苦しむことの多いLGBTQ+の人々に州立大学への道を提供することを目的としている。
GALZはチウェンガ氏の主張に関するコメントを出していない。
アフリカ大陸の54カ国のうちジンバブエを含む30カ国が同性愛を認めていない。