ジンバブエ、リチウム濃縮物の輸出禁止へ、2027年から
リチウム濃縮物は塩湖からのかん水や鉱石を加工し、リチウムを濃縮・精製したもので、主に炭酸リチウムとして利用する。
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アフリカ南部・ジンバブエが国内産業を促進する取り組みの一環として、2027年からリチウム濃縮物の輸出を禁止する。政府が10日、明らかにした。
リチウム濃縮物は塩湖からのかん水や鉱石を加工し、リチウムを濃縮・精製したもので、主に炭酸リチウムとして利用する。
リチウムは自動車、スマートフォン、コンピューターなどの電子機器類に使われる非常に価値の高い鉱物であり、「ホワイトゴールド」と呼ばれている。
ジンバブエは2022年にリチウム鉱石の輸出を禁止し、事業者に対し国内での加工を拡大するよう促してきた。
ジンバブエのリチウム鉱山企業は主に中国企業で、濃縮物を母国に輸出してきた。
地元メディアによると、リチウム濃縮物は中国企業が所有する2つの工場で精製されている。
中国企業は2021年以降、ジンバブエのリチウム開発プロジェクトに10億ドル以上を費やしてきた。