◎土砂崩れは11月30日の現地時間21~22時の間に発生したとみられる。坑道に土砂と大量の水が流れ込んだようだ。
アフリカ南部・ザンビア中部の露天掘り銅鉱山で発生した崩落事故について、地元当局は2日、鉱夫7人の死亡を確認し、少なくとも20人以上が行方不明になっていると報告した。
事故は首都ルカサの北方約400キロに位置するチンゴラの銅鉱山で11月30日遅くに発生。大雨の影響で坑道の一部が崩落し、鉱夫30人以上が巻き込まれたという。
地元テレビ局は関係者の話しとして、「亡くなった7人はいずれも溺死したとみられる」と伝えている。
土砂崩れは30日の現地時間21~22時の間に発生したとみられる。坑道に土砂と大量の水が流れ込んだようだ。
警察の報道官は記者団に対し、「坑道内にいた鉱夫全員が死亡したとみられ、24時間体制で捜索活動を続けている」と語った。
中央政府の報道官は土砂崩れに巻き込まれた鉱夫の正確な数には言及していないが、AP通信はこの銅鉱山の関係者の話しを引用し、「36人が生き埋めになった」と伝えている。
大統領府の報道官はフェイスブックに声明を投稿。「チンゴラの現場で多くの労働者が亡くなったという報告を受け、悲しみに暮れている」と書き込んだ。
また報道官は犠牲者と遺族に哀悼の意を表した。
ザンビアはアフリカを代表する銅産出国のひとつである。