◎ザンビアは東アフリカ諸国から南アフリカを目指す移民の通過点になっている。
ザンビア警察は11日、首都ルサカの北部でエチオピアの亡命希望者とみられる27人の遺体を発見したと明らかにした。
警察の広報担当によると、遺体は道端に放置されていたという。このうち1人が救助され、医療機関に搬送された。
AFP通信は関係者の話を引用し、「生存者はひどく息を切らし、窒息するところだったと証言した」と報じている。
ザンビアは東アフリカ諸国から南アフリカを目指す移民の通過点になっている。
警察によると、地元住民が遺体を発見したという。警察は11日の現地時間午前6時に通報を受け、現場に急行した。
警察は遺体の身分証明書を確認し、エチオピア人である可能性が高いという結論に達したようだ。身元は明らかにされていない。
警察は死体遺棄事件として捜査を進めている。報道によると、遺体は市内の大学病院に収容されたという。
隣国マラウイでも今年10月、北部ムジンバ県でエチオピア人とみられる29人の遺体が見つかっている。遺体は埋葬されていた。
マラウイ警察は元大統領の息子が人身売買に関与している可能性があるとして捜査を進めているが、詳細は明らかにしていない。