エチオピア北部のハイリ・グッビ火山が噴火、ケガ人の情報なし
ハイリ・グッビ火山は北東部アファール地方にある標高493メートルの盾状火山で、エルタ・アレ山脈の南端に位置する。
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エチオピア北部にあるハイリ・グッビ(Hayli Gubbi)火山が23日朝に噴火し、噴煙が紅海を越えてイエメンとオマーンに流れた。
地元メディアは周辺の複数の集落が火山灰に覆われたと報じている。死傷者の情報はない。
仏トゥールーズ航空路火山灰情報センター(VAAC)によると、噴煙の高さは1万メートルを超えたとみられる。
AP通信の取材に応じた地元当局者は、「ハイリ・グッビ火山が噴火した記録はなく、住民の生活が心配だ」と報じた。
また当局者は「これまでのところ、人的被害や家畜の損失はないものの、多くの村が灰に覆われ、その結果、家畜の餌がほとんどダメになった」と説明した。
ハイリ・グッビ火山は北東部アファール地方にある標高493メートルの盾状火山で、エルタ・アレ山脈の南端に位置する。
この火山は有史以降、明確な噴火記録がなく、2002年に噴気が確認されたという記録以外には目立った活動歴がなかったとされる。
アファール地方は地震が発生しやすい地域である。住民の男性はAPに、「大きな音を聞こえたので、外を見ると噴煙が上がっていた」と語った。
