◎米軍はソマリア政府のアルシャバーブ掃討作戦を支援するためにドローン空爆を行った。
ソマリア、イスラム過激派組織アルシャバーブの戦闘員(ロイター通信)

米アフリカ軍の司令部は5日、ソマリア政府の要請に基づき、イスラム過激派組織アルシャバーブの戦闘員数人を殺害したと発表した。

声明によると、米軍はソマリア政府のアルシャバーブ掃討作戦を支援するためにドローン空爆を行ったという。

米軍は「集団的自衛権」の行使とソマリア政府の公式要請に基づき、首都モガディシュの北約220kmに位置する町付近を空爆したと説明した。

それによると、アルシャバーブの戦闘員はソマリア軍に攻撃を仕掛けていたという。米軍は声明の中で、「民間の犠牲者は出ていないと評価している」と述べている。

米政府はソマリアの過激派を数十回ドローンで空爆している。

バイデン(Joe Biden)大統領は今年5月、トランプ政権が2020年に撤退させたソマリア部隊の再配備を決めた。

アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとつながりのあるイスラム過激派のひとつで、ソマリア南部と中部の大部分を支配し、モガディシュ近郊まで支配地域を拡大したとみられる。米政府はアルシャバーブを「アルカイダ系列の最凶組織」と評している。

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