◎チェプテゲイさんは多臓器不全により、5日に息を引き取った。享年33歳。
パリ五輪の女子マラソンに出場したウガンダのチェプテゲイ(Rebecca Cheptegei)選手がケニアの病院で亡くなった。当局が5日、明らかにした。
チェプテゲイさんは1日、ケニアのトランス・ンゾイア郡の自宅で元パートナーの男にガソリンをかけられた後、火をつけられ、全身の75%に火傷を負い、病院で治療を受けていた。
チェプテゲイさんは多臓器不全により、5日に息を引き取った。享年33歳。
警察によると、チャプテゲイさんは容疑者と土地をめぐって口論になったという。
チャプテゲイさんはパリ五輪女子マラソンに出場、2時間32分14秒のシーズン・ベストを記録した。
マラソンの自己ベストは2022年12月に記録した2時間22分47秒。
ウガンダ陸上連盟は5日、チェプテゲイさんと遺族に哀悼の意を表した。
元パートナーの男は殺人罪で逮捕・起訴されている。公判日は決まっていない。
アフリカでは女子アスリートが襲われる事件が相次いでいる。
2023年、ウガンダのオリンピックランナー(障害物競走選手)が何者かに刺され死亡した。
2022年にはケニア出身の長距離選手が遺体で発見され、検死の結果、絞殺であることが確認された。