◎ウガンダは1950年に制定された植民地時代の刑法により、同性の性行為(オーラルセックス含む)を禁じている。
ウガンダ議会の保守派は28日、同性愛を厳しく取り締まる法案を提出した。
アフリカ大陸の54カ国のうちウガンダを含む30カ国が同性愛を犯罪としている。
ウガンダ議会のアスマン(Asuman Basalirwa)議員はLGBTの活動を促進・勧誘したり、資金提供したりすることを禁じると提案している。
地元メディアによると、議長に法案が提出されると多くの議員が立ち上がり、支持を表明したという。
アニタ(Anita Among)議長はこの法案の採決を「挙手」で行うと宣言した。「あなた方は我々と共にあるか、それとも欧米諸国と共にあるかを選択するのです...」
ウガンダは1950年に制定された植民地時代の刑法により、同性の性行為(オーラルセックス含む)を禁じている。この刑法は「自然の摂理に反する行為」を犯罪とみなしている。
しかし、2014年に施行されたより厳しい反同性愛法は国際的な批判にさらされた後、最高裁で違憲と裁定された。この法律は一部の同性愛行為に死刑を規定していた。
アスマン氏が提出した法案は本会議で審議される前に、国会の委員会で評価される予定だ。条項の詳細はまだ明らかになっていない。
アスマン氏は同性愛を「癌」と表現している。「私たちは人権について協議することになります。しかし、人間の悪、自然の摂理に反する行為が横行していることを忘れないでください。私は......同性愛は人類の過ちであると提案したい」
人権団体によると、数日前に首都カンパラの寄宿学校で同性愛が横行していると地元メディアが報じた後、反LGBT感情が急激に高まっているという。
ウガンダの人口の大多数を占めるキリスト教徒たちは英国国教会が最近、同性カップルの結婚を祝福すると決定したことにも憤慨しているようだ。
ウガンダのカジンバ(Stephen Kaziimba)大主教は今月初めの声明で、「英国国教会は信仰から離れ、偽りの教師となっている」と批判し、LGBTQ+の権利拡大を「危機」と呼んだ。