◎英国人男性とその妻(南アフリカ国籍)は先月17日、新婚旅行中に殺害された。
2022年7月25日/ウガンダ、デモを取り締まる警察官(Getty Images/AFP通信)

ウガンダ軍は1日、西部のクイーン・エリザベス国立公園で先月観光客2人とツアーガイドを殺害したとされる容疑者を含む武装勢力11人を射殺したと明らかにした。

国軍の報道官によると、特殊部隊は10月31日夜、コンゴ民主共和国の国境近くにある湖で武装勢力を取り締まり、11人を射殺したという。

英国人男性とその妻(南アフリカ国籍)は先月17日、新婚旅行中に殺害された。クイーン・エリザベス国立公園を案内していたウガンダ人のツアーガイドも死亡が確認されている。

国軍と警察はその後、イスラム国(ISIS)系組織「民主同盟軍(ADF)」が犯行に関与したとして捜査を開始した。

ADFはウガンダで発足した反政府勢力。1990年代半ばからコンゴの北キブ州などに拠点を置き、民間人数千人を虐殺したと告発されている。

コンゴ・ウガンダ連合軍とADFは戦争状態にある。

ADFは今年6月、ウガンダ西部ブウェラの学校を急襲し、少なくとも42人を殺害した。

米国務省は今年3月、ADFのリーダー、ムサ・バルク(Musa Baluku)の逮捕につながる情報に最大500万ドルの報奨金を出すと発表。同省はバルクを2021年に特別指定国際テロリストに、ADFをテロ組織に指定している。

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