◎黄熱はサル、ヒトおよび蚊を宿主とし、蚊によって媒介される感染症。致死率は高いが、回復すると終生免疫を残す。
2024年5月1日/ウガンダ、首都カンパラの医療機関、黄熱ワクチン(AP通信)

ウガンダ政府の黄熱ワクチン接種キャンペーンが順調に進んでいるようだ。

保健省の報道官は27日、黄熱から国民を守るキャンペーンが終盤を迎え、4月末時点で対象者1400万人のうち1220万人が接種したと明らかにした。

それによると、政府は今後、同国に入国する全ての人に黄熱の予防接種証明書(イエローカード)の携帯を義務付ける予定だという。

当局にる黄熱ワクチン接種の対象は1~60歳の自国民。費用はかからない。

全国の病院、大学、地方自治体の庁舎などに予防接種センターが設置されている。

キャンペーン以前も民間のクリニックで黄熱ワクチンを接種できた。地元メディアによると、費用は約27ドル。

ウガンダは黄熱の発生リスクが高いアフリカ大陸の27カ国のひとつである。

世界保健機関(WHO)によると、世界では毎年約20万人が黄熱にかかり、3万人が死亡している。

黄熱はサル、ヒトおよび蚊を宿主とし、蚊によって媒介される感染症。致死率は高いが、回復すると終生免疫を残す。

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