ウガンダ、初の大型金鉱山で輸出拡大目指す、大統領も開所式に出席
ウガンダは銅、コバルト、鉄鉱石など、多様な鉱物資源を保有。鉱業を拡大し、主要な金生産国・輸出国としての地位を確立することを目指している。
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アフリカ東部・ウガンダの東部で中国資本による250億ドル規模の金鉱山プロジェクトが正式にスタートした。大統領府が17日、明らかにした。
この金鉱山は金鉱石を99.9%の純度に精製する施設も備えているとのこと。
ウガンダは銅、コバルト、鉄鉱石など、多様な鉱物資源を保有。鉱業を拡大し、主要な金生産国・輸出国としての地位を確立することを目指している。
中央銀行のデータによると、同国は昨年、金輸出で34億ドルの利益を上げた。この数字には海外から輸入した金の再輸出分が含まれており、国内生産のほとんどが小規模鉱山によるものだ。
同国の金輸出は近年増加しているものの、アフリカ最大の金生産国であるガーナには依然として大きく後れを取っている。
ガーナは昨年、金の輸出で116億ドルを調達した。
今回建設された金鉱山の関連施設はワガガイ・マイニング・リミテッドが所有。ムセベニ(Yoweri Museveni)大統領も開所式に出席した。
同施設は既に操業を開始しており、1日あたり5000トンの金鉱石を処理し、年間約1.2トンの精製金を生産する見込み。
ムセベニ氏は演説で、「金輸出で得られる収益を発電所や鉄道などのインフラ開発に充当する」と述べた。