◎5人が現場で、4人が搬送中に死亡し、死因は窒息死とみられる。
ウガンダの首都カンパラで1日、新年を祝う人々が市内のショッピングモール前に殺到し群集事故が発生した。
警察当局によると、10~20代の少なくとも9人が死亡、数人が病院に搬送されたという。
警察の報道官はAFP通信の取材に対し、「新年を祝う花火が打ち上げられた直後に一部エリアで多くの市民が将棋倒しになった」と語った。
また報道官は「5人が現場で、4人が搬送中に死亡し、死因は窒息死とみられる」と明らかにした。
ウガンダで新年を祝う集まりが許可されたのは3年ぶりであった。地元メディアによると、モール周辺には数千人が集まり、その多くが若者だったという。
犠牲者の身元は明らかにされていないが、死亡した9人のうち3人は10歳、11歳、14歳の少年と伝えられている。
警察が当時の状況を詳しく調べている。
事故現場近くで花火を見たという女性はAFPに、「ものすごい数の人が押し合いへし合いになり、数人が倒れ、大混乱になったと聞いた」と語った。
女性によると、事故現場から離れたところでも身動きが取れないほど人が集まり、息苦しさを感じたという。
国営テレビは犠牲者の遺体が収容されたカンパラの医療機関前に集まった犠牲者遺族の様子を報じている。