◎カンパラ警察はコメントを出さず、内務省も質問を受け付けなかった。
ウガンダの首都カンパラで27日、女性の権利保護を訴えた国会の女性議員11人が警察に逮捕された。
11人はいずれも野党所属。市内の通りで女性に対する暴力や権利侵害をなくすよう訴え、内務省に向かう途中、機動隊に取り押さえられた。
多くの女性がデモに参加し、ムセベニ(Yoweri Museveni)大統領に必要な法改正を行うよう訴えていた。
デモに参加した女性議員のひとりは地元メディアの取材に対し、「暴力団(警察)は女性を殴り、催涙ガスを浴びせ、腹を殴り、服をむしり取った」と語った。
ソーシャルメディアで共有された動画には、半裸状態の女性が機動隊に取り押さえられ、パトカーに押し込まれるところが映っていた。
あるデモ参加者は「逮捕された女性の自宅に警察が現れ、父親をどこかに連れ去った」と証言している。
報道によると、カンパラ警察はコメントを出さず、内務省も質問を受け付けなかったという。逮捕された議員たちは警察署で議会議長と面会したとのこと。
野党は国会と内務省に対し、集会・結社の権利を侵害した機動隊員をひとり残らず逮捕するよう要求している。