◎保健省は感染者と接触したと疑われる検査を受けていない人の追跡を続けている。
ウガンダの保健省は26日、エボラウイルスに感染し死亡したと疑われる人が多数報告され、累計死者が23人に達したと報告した。
エボラウイルスはリスクグループ4に該当するウイルスのひとつで、治療開始が遅れると致死率は90%に達する。感染者の血液、臓器、体液に直接触れることで感染する。
政府は先週、中部ムベンデ県で男性1人がエボラ出血熱で死亡したと発表。2019年以来の死者を報告した。
エボラウイルスは現在、中部の2地域で広がり、保健省によると、累計感染者は前日から20人増加して36人となった。
首都カンパラを含む主要都市で感染者は報告されていない。
保健省は感染者と接触したと疑われる検査を受けていない人の追跡を続けている。
同省は検査結果で陽性と診断された人を「確定症例」とみなしている。これまで確認された感染者数のうち、18人は感染が確定しているが、残り18人は感染疑いで隔離されている。
また同省は、死亡した患者のうち5人はエボラで死亡したことを確認し、残り18人はエボラで死亡したと疑われると報告した。
政府報道官によると、別の35人が感染疑いで入院しているという。