ウガンダ大統領選、現職のムセベニ氏(81歳)が勝利、野党は結果を拒否
ムセベニ氏の得票率は71.65%、野党党首ボビ・ワイン氏は24.72%にとどまった。
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ウガンダの選挙管理委員会は17日、大統領選の結果を公表し、現職のムセベニ(Yoweri Museveni、81歳)大統領が7期目の当選を果たした。
それによると、ムセベニ氏の得票率は71.65%、野党党首ボビ・ワイン(Bobi Wine、本名:ロバート・キャグラニ)氏は24.72%にとどまった。発表直後、ワイン氏は「詐欺選挙」「偽情報」と主張し、有権者に抗議デモへの参加を呼びかけた。
選挙は抗議と混乱の中で行われ、インターネットが遮断されたほか、野党支持者やボランティアが治安部隊に拘束・妨害されたとの報告があった。ワイン氏側は選管が不正を助長したと主張し、投票所でのバイオメトリック本人確認機器の故障が都市部での投票開始を遅らせた点などを挙げて強く批判している。
ワイン氏は自らの支持者らと共に選挙結果に異議を唱え、公式発表前夜に治安部隊が自宅を包囲したとして、逮捕を逃れて安全な場所へ避難したと述べた。一方で警察当局は、ワイン氏が「拘束下にはない」とし、治安維持のために周辺の出入りを制限していると説明した。
ムセベニ氏は1986年に政権を掌握して以来、大統領の年齢制限や任期制限を撤廃し、長期政権を維持してきた。支持者は安定と経済成長を評価する一方、国際的な人権団体や反対派は、選挙前からの野党弾圧や言論の自由の制限を批判している。ウガンダは独立以来平和的な政権交代を経験しておらず、今回の選挙を受けて民主主義の後退を懸念する声も強まっている。
監視団体や国連関係者は選挙運動期間中の「広範な抑圧と威圧」があったと批判しており、国際社会からも透明性を求める声が上がっている。投票日当日には各地で治安部隊が展開し、一部地域では暴力や死者が出たとの報告もあり、政治的緊張が高まった。
ムセベニ氏の7期目の当選はウガンダ国内だけでなくアフリカ全体でも注目されている。長期政権の継続は地域の安定や経済計画に一部評価があるものの、民主的プロセスへの疑念が払拭されていないことから、今後も国内外で論争が続くとみられる。
