◎3人は「カリフの兵士」と呼ばれるジハード組織の戦闘員で、アルジェリア国境近くの山岳地帯に潜伏していた。
チュニジア政府は2日、同国中西部の軍事作戦でイスラム国(ISIS)系組織の戦闘員3人を殺害したと発表した。
国防省によると、この3人は「カリフの兵士(Soldiers of the Caliphate)」と呼ばれるジハード組織の戦闘員で、アルジェリア国境近くの山岳地帯に潜伏していたという。
また国防省は、この3人を殺害した地域ではISIS系組織が台頭しており、先月12日の軍事作戦では軍の兵士2人が軽傷を負ったと報告した。
2010年末のジャスミン革命後、チュニジアではISIS系組織の犯行とみられる爆弾テロや襲撃事件が頻発し、観光客や警察官を含む数百人が死亡した。
政府はジハード組織との戦いで大きな成果を上げたと報告している。報道によると、テロ攻撃の頻度は数年前に比べると低下している。
治安部隊に対する最大の攻撃は南東部の都市で2016年に発生。兵士13人、民間人7人、ジハード主義者55人が死亡した。