チュニジア当局、ガザ支援船団の親パレスチナ活動家を拘束
拘束されたのは国際的な支援船団計画「グローバル・スムード船団(GSF)」の運営委員会に関わる3人などで、いずれもチュニジアの組織に所属している。
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チュニジア当局は6日、パレスチナ支援を掲げてガザ地区に向けた支援船団の準備を進めていた活動家らを拘束した。支援活動をめぐる国際的なキャンペーンが進む中で、当局による取り締まりが強まっている。
報道によると、国家警備隊の金融犯罪部門が、支援船団計画に関連する資金の流れを調べる捜査を開始した。捜査は寄付金の不正使用や詐欺、資金洗浄の疑いに関するもので、船団を主導する組織の関係者らが対象となっている。資金の出所や管理状況を確認するため、複数の活動家が拘束されたとみられる。
活動家側によると、拘束されたのは国際的な支援船団計画「グローバル・スムード船団(GSF)」の運営委員会に関わる3人などで、いずれもチュニジアの組織に所属している。
これに対しGSFは声明で、「今回の拘束はパレスチナ支援運動を標的とするものだ」と批判し、活動家の即時解放を求めた。サイード政権は拘束の詳細について説明していない。
ガザ支援船団計画はイスラエルによるガザ地区への封鎖に抗議し、人道支援物資を直接届けることを目的とする民間主導の取り組みである。計画では医師や技術者、人権調査員などを含む1000人以上が参加し、スペイン、チュニジア、イタリアなどから船が出航する予定となっている。また、陸路による支援車列も組織され、多くの参加者が加わる見込みだ。
しかし、チュニジアではここ数日、船団計画に関連するイベントが相次いで中止や妨害を受けている。首都チュニスでは国際的な活動家が参加する予定だった集会が当局によって禁止されたほか、港湾労働者の支援を称える式典も警察当局によって阻止されたと活動家側は主張している。
船団によるガザ支援の試みはこれまでも繰り返されてきたが、多くの場合イスラエル軍により海上で阻止されている。ガザ地区では停戦が続いているものの、人道状況は依然として深刻で、支援物資の搬入や人道団体の活動にも制限が残っている。
今回の拘束によって、計画されている新たな船団の実施が予定通り進むかは不透明となっている。主催者は国際社会に支援を呼びかけるとともに、ガザの人道危機を訴える活動を継続する姿勢を示している。
