◎事故は首都チュニスの南方約150kmにある町の近くで21日の深夜0時過ぎ(現地時間)に発生。
チュニジアの首都チュニス郊外で21日、夜行列車が脱線し、少なくとも2人が死亡、34人が負傷した。国鉄SNCFTが明らかにした。
それによると、事故はチュニスの南方約150kmにある町の近くで深夜0時過ぎに発生。運転士と乗客1人の死亡を確認したという。
SNCFTは声明で「警察の捜査に全面的に協力し、責任の所在を明らかにする」と述べている。
チュニス南部では15カ月前にも列車同士が衝突し、約100人が負傷する鉄道事故が発生している。
2016年12月には同じ地域で列車とバスが衝突し、5人が死亡、50人以上が負傷した。この事故後、SNCFTの当時の最高経営責任者が解任された。
2015年6月にチュニスの南方約60kmに位置する町で発生した列車とトラックの衝突事故では18人が死亡。トラックは故障した踏切に進入し、列車と衝突した。