▽人権団体は当局が移民を悪者に仕立てあげていると非難。紛争地から逃れた移民を保護するよう求めている。
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アフリカ北部・チュニジアの治安部隊がサハラ砂漠以南の不法移民約7000人が寝泊まりしている南部のキャンプを解体し、その一部を強制送還し始めた。現地メディアが5日に報じた。
ロイター通信は当局者の話しとして、「取り締まり中に多数の不法入国者が暴力行為で逮捕された」と伝えている。
それによると、強制送還は4日夜から始まり、数千人が本国に戻る予定だという。
当局はナイフや剣などの刃物も押収したと報告している。
アフリカ北部のチュニジアとリビアに拠点を置く人身売買組織はサハラ砂漠以南の紛争地などから逃れた移民を集め、ボロボロの木造船やゴムボートに乗せ地中海に送り出している。
チュニジア政府によると、当局が地中海横断を阻止する中、約2万人の移民が南部の複数の町でテントを張って生活しているという。
移民たちは強制退去を求める地元住民とたびたび衝突している。
人権団体は当局が移民を悪者に仕立てあげていると非難。紛争地から逃れた移民を保護するよう求めている。
サイード(Kais Saied)大統領は2023年、サハラ以南のアフリカ諸国から何千人もの不法移民がやってくることを批判。「人権団体が不法移民を使って国の人口構成を変えようとしている」と主張した。