チュニジア中央銀行、政策金利据え置き 7.5%

チュニジアの25年4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.6%増、5年ぶりの低水準となった。
アフリカ北部・チュニジア、首都チュニスの中央銀行本館(ロイター通信)

アフリカ北部・チュニジアの中央銀行が30日、政策金利を7.5%に据え置いた。

同行は3月、5年ぶりに政策金利を0.5%引き下げた。サイード(Kais Saied)大統領はさらなる利下げを求めている。

チュニジアの25年4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.6%増、5年ぶりの低水準となった。3月は5.9%であった。

財務省は今年度のインフレ率を平均6.2%と予測、24年の7%から低下する見込みだ。

中銀は声明で、主要な経済指標である経常収支赤字が1.8%に拡大し、32億6000万ディナール(約1587億円)に達したと明らかにした。

また中銀は「外貨準備高は29日時点で227億ディナールとなり、24年末の273億ディナールから減少した」と述べた。

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