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タンザニア野党指導者の裁判始まる、反逆罪で起訴

リス氏は今年4月に逮捕され、国家反逆罪で起訴された。
アフリカ東部・タンザニア、野党指導者のトゥンドゥ・リス氏(ロイター通信)

アフリカ東部・タンザニアの野党指導者トゥンドゥ・リス(Tundu Lissu)氏が6日、ダルエスサラームの裁判所に出廷した。

リス氏は今年4月に逮捕され、国家反逆罪で起訴された。

リス氏の政党CHADEMAはこの裁判を「弾圧」と呼び、「司法が与党・タンザニア革命党(CCM)の圧力に屈した」と非難している。

リス氏は2017年の暗殺未遂事件で16発の銃弾を浴びながらも生還。2020年の大統領選で与党候補に敗れた。この暗殺未遂事件は未解決で、誰も逮捕されておらず、CHADEMAはCCMが暗殺者を送り込んできたと主張している。

CHADEMAは政府寄りの選挙管理委員会と、1961年の独立以来政権を握るCCMに有利な法律を批判してきた。

CCMを率いるハッサン(Samia Suluhu Hassan)大統領は今月の大統領選で再選を目指している。リス氏は立候補を禁じられた後、投票をボイコットするよう国民に呼びかけてきた。

裁判は数週間続くと予想されている。

CHADEMAは6日の声明で、「リス党首は断固として、揺るぎなく、戦う準備ができている」と述べた。

人権団体は多くの野党関係者が逮捕されたり、失踪していることについて、CCMが弾圧を強化していると主張している。

欧州議会はリス氏の逮捕を政治的な動機によるものと非難する決議を採択した。

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