◎ケニア航空は1月22日以降、タンザニア便を運航できなくなる。
タンザニアの航空当局は15日、隣国ケニアの国営ケニア航空に対し、来週から両国間で旅客便を運航するライセンスを取り消すと発表した。
それによると、これはケニア当局がエア・タンザニア社に対し、両国間の貨物便運航に必要な認可を承認しなかったことへの対抗措置だという。
ケニア航空は1月22日以降、タンザニア便を運航できなくなる。
その後、両国の外相はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「この問題を友好的に解決するため、関係機関および関係者と連絡を取り合っている」と書き込んだ。
両国を含む東アフリカ共同体(EAC)の加盟8カ国は貿易に関する法廷闘争を複数抱えている。
ケニアは以前、ウガンダ産牛乳とタンザニアの農産物の輸入を禁じたことがある。タンザニアはケニアへのタマネギ輸入を制限しており、価格高騰につながった。
内陸国のウガンダは国営石油会社がケニア・モンバサ港で燃料を取り扱うライセンスが取り消されたことを受け、EAC司法裁判所で訴えを起こしている。