◎死刑判決を受けたのはタンザニア人9人と隣国ブルンジの市民2人
タンザニアの高等裁判所は2日、自然保護活動家を殺害したとして起訴された被告11人に死刑を言い渡した。
南アフリカ出身のロッター(Wayne Lotter)氏は2017年8月、タンザニアの最大都市ダルエスサラームで射殺された。
報道によると、死刑判決を受けたのはタンザニア人9人と隣国ブルンジの市民2人。
タンザニアを死刑制度を維持しているアフリカ諸国のひとつだが、この数十年、刑を執行していない。
ロッター氏はPALMS財団という非政府組織の理事長兼共同設立者で、タンザニア全土でスカウト数千人の養成を支援し、野生動物の密輸対策に成功したと称賛されている。
タンザニアの密猟者はアフリカゾウやクロサイなどの野生動物をターゲットにしている。
11人の身元は明らかにされていないが、ロッター氏の殺害(殺人罪)ならびにそれに関与(殺人ほう助・嘱託殺人)したとして起訴されたようだ。