ナイジェリア北東部ボルノ州で自爆テロ、少なくとも10人死亡
事件は州都マイドゥグリから38キロほど離れたコンドゥガのレストランで20日遅くに発生。テロリストが店内で自爆した。
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アフリカ西部・ナイジェリアの北東部ボルノ州のレストランで自爆テロが発生し、少なくとも10人が死亡、複数人が負傷した。警察が21日、明らかにした。
それによると、事件は州都マイドゥグリから38キロほど離れたコンドゥガのレストランで20日遅くに発生。テロリストが店内で自爆したという。
それ以上の詳細は明らかになっていない。
犯行声明を出した組織は確認されていないが、西アフリカ最大のイスラム過激派ボコ・ハラムやその関連組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」に疑惑の目が向けられている。
ボルノ州は過去16年間、ボコ・ハラムの反乱の拠点となってきた。
ボコ・ハラムは西アフリカで最も強力な過激派のひとつであり、その影響力は拡大し続け、隣国のニジェール、チャド、カメルーンでも猛威を振るっている。
中央政府とボコ・ハラムは戦争状態にあり、10数年にわたる戦いで3万5000人以上が死亡、260万人以上が住居を失ったと推定されている。
ボコ・ハラムは2009年に西欧の教育に反対し、過激なイスラム法を導入するための武装闘争を開始した。
ボルノ州では今月初め、マイドゥグリのバス駐車場で爆弾が爆発し、9人が死亡、数人が負傷した。
中部ベヌエ州で先週、複数の集落に正体不明の武装集団が押し入り、住民を虐殺。地元当局はこれまでに150人の遺体を収容し、数十人が行方不明になっていると報告している。