◎軍政と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」は昨年4月から首都ハルツームなどの支配権を争っている。
2021年10月26日/スーダン、首都ハルツームの政府庁舎、ブルハン将軍(Sudan TV/Marwan Ali/AP通信)

スーダン軍政の司令官であるブルハン(Abdel-Fattah Burhan)将軍が同国東部の式典でドローン攻撃に巻き込まれた。軍政が7月31日、明らかにした。

それによると、この攻撃で少なくとも5人が死亡したという。

軍政の報道官は声明で、「式典終了後、2機のドローンが会場近くに攻撃を仕掛けたが、ブルハン氏にケガはなかった」と明らかにした。

SNSで共有された動画には砂埃の舞う道路を走る複数の人々が。別の動画には爆発音が聞こえた後、空を見上げる人々の姿が映っていた。

スーダン軍がフェイスブックに投稿した別の映像にはドローン攻撃後、ブルハン氏の周りに群衆が集まり、声援を送る様子が映っていた。

軍政と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」は昨年4月から首都ハルツームなどの支配権を争っている。

この内戦は世界最悪の人道危機に発展。人口の5割強にあたる約2500万人が食料不足に喘ぎ、1万4000人以上が死亡、3万人以上が負傷したと推定されている。

RSFはこのドローン攻撃に関するコメントを出していない。

RSFは先週、スイスで8月に開催される停戦協議にRSFのダガロ(Mohammed Hamdan Dagalo)司令官が出席する予定と明らかにしていた。

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