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▽同国では23年4月に内戦が勃発。軍政とRSFがハルツームなどの支配権を争っている。
2025年1月25日/スーダン、首都ハルツーム(Getty Images/AFP通信)

アフリカ北東部・スーダンの国営テレビは20日、軍事政権が首都ハルツームの大統領府を準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」から奪取寸前であると報じた。

同国では23年4月に内戦が勃発。軍政とRSFがハルツームなどの支配権を争っている。

この内戦は世界最悪の人道危機に発展。人口の半数以上にあたる約2500万人が飢餓に直面し、数万人が死亡、1300万人以上が避難を余儀なくされ、うち400万~450万人が周辺国に逃れたと推定されている。

激戦が続くダルフール地方では複数の地域で餓死者が出ているという情報もある。被害の全容は明らかになっておらず、調査が進む目途も立っていない。

国連は23年4月~24年6月の間にハルツームだけで2万6000人以上が死亡。さらに数千人が病気や栄養失調などで死亡したと推定している。

RSFは戦闘勃発後、すぐに大統領府を含むハルツームの大部分を占領。軍はここ数カ月で巻き返しを図り、ナイル川沿いの官邸に迫っている。

今年初めに新政権を樹立したRSFはハルツームと隣接するオムドゥルマンの一部、そして西部を支配し、激戦地ダルフール地方における軍の最後の拠点である北ダルフール州エルファーシルの奪取を目指している。

大統領府奪還は軍による中央部の支配を早める可能性がある。ハルツームとオムドゥルマンが陥落すれば、同国は東西に分割されることになるだろう。

両軍は残りの領土をめぐって戦闘を続けると宣言、和平交渉は実現していない。

現地メディアによると、大統領府をめぐる戦いはここ数週間激化しており、RSFは繁華街の建物周辺に狙撃兵を配置するなど、支配を維持するために戦っているという。

RSFのダガロ(Mohammed Hamdan Dagalo)司令官は今週初め、大統領府を死守するよう部隊に指示した。

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