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南スーダン、米国から受け入れた国外退去者の拘束を継続中

外務省の報道官は首都ジュバの記者団に対し、「この7人を国内にとどめるか、他国へ再送還するかはまだ決まっていない」と語った。
米移民税関捜査局(ICE)の捜査官(AP通信)

南スーダン外務省は4日、今年初めに米国から同国へ国外退去処分となった男性8人のうち7人が、現地当局が処遇を検討している間も拘束されたままであると明らかにした。

外務省の報道官は首都ジュバの記者団に対し、「この7人を国内にとどめるか、他国へ再送還するかはまだ決まっていない」と語った。

また報道官は「8人目の退去者(南スーダン国籍)は解放され、現在は家族と一緒にいる」と述べた。

さらに、「米国からの外国人国外退去は二国間協議に基づくもので、正式な合意に基づくものではない」と説明した。拘束中の7人の詳細は明らかにしなかった。

7人が南スーダンのどこで、どのような条件下で拘束されているのか、弁護士がついているかも不明である。

米国から送還者を受け入れている他のアフリカ諸国にはウガンダ、エスワティニ、ルワンダがある。

エスワティニは7月、犯罪歴のある5人を受け入れた。ルワンダは8月中旬、7人の送還者グループが到着したと発表した。

ウガンダへの強制送還はまだ始まっていない。

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