▽米国務省は5日、南スーダンが米国内で拘束された自国民を受け入れなかったとして、南スーダン国民が保有する全てのビザを取り消すと発表した。
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アフリカ東部・南スーダン政府が7日、米政府による南スーダン国民のビザ取り消しを批判した。
米国務省は5日、南スーダンが米国内で拘束された自国民を受け入れなかったとして、南スーダン国民が保有する全てのビザを取り消すと発表した。
南スーダン外務省は声明で、「4日に入国を拒否された米国から強制送還された個人はコンゴ民主共和国の市民であることが判明したため、米国に戻され、その証拠を米当局と共有している」と述べた。
また同省は「政府は南スーダン国民ではない個人の虚偽申告により、同盟国からのビザ取り消しに直面している」と強調した。
キール(Salva Kiir)大統領の報道官はAP通信の取材に対し、「他国の強制送還者を受けるなどあり得ない」と強調。「米政府はミスを認め、謝罪すべきだ」と批判した。
ルビオ(Marco Rubio)米国務長官は5日の声明の中で、「南スーダンは強制送還が決まった自国民を受け入れる、保護するという当たり前の原則を無視した」と批判していた。
何人の南スーダン人が米国のビザを保有しているかは明らかになっていない。
米国務省はSNSへの投稿で、「南スーダンとの問題の中心にいるのは1人の人物である」と述べている。身元は明らかになっていない。