▽キール氏は19日深夜、国営テレビの演説で知事を解任し、陸軍中将を後任に指名したと明らかにした。
とマシャール副大統領(Getty-Images).jpg)
アフリカ東部・南スーダンのキール(Salva Kiir)大統領が19日、国軍とマシャール(Riek Machar)副大統領を支持する民兵に近い武装勢力との戦闘が激化している北部・上ナイル州の知事を解任した。
この知事はマシャール氏に近いとされる。キール氏は19日深夜、国営テレビの演説で知事を解任し、陸軍中将を後任に指名したと発表した。解任の理由は明らかにしていない。
国軍は先週末、マシャール陣営との戦闘が激化したことを受け、上ナイル州で空爆を実施。十数人が死亡したと伝えられている。
この戦闘は民兵組織がエチオピア国境近くの紛争地で国軍を攻撃、撤退させたことから始まった。
キール氏はこれに反発し、マシャール陣営の閣僚を含む複数の幹部を逮捕した。
南スーダンは2011年に独立。2年後の2013年、キール氏に忠実な組織がマシャール氏の支持勢力に攻撃を仕掛け、内戦が勃発。18年の和平合意で終結した。その犠牲者は40万人以上と推定されている。
キール氏はこの数週間、マシャール氏に忠誠を誓っているとされる政府高官を解任し、マシャール派を怒らせた。
マシャール氏は先月の声明で、「一方的な決定や命令による執拗な違反行為は2018年の和平合意そのものを脅かす」と警告していた。
マシャール陣営は20日、上ナイル州知事の解任に怒り表明した。
マシャール氏の報道官は声明で和平合意に言及し、「この一方的な解任は到底受け入れられず、協定違反である」と非難した。
国軍は今月初め、首都ジュバにあるマシャール氏の自宅を包囲。紆余曲折の末、マシャール派の幹部数人を逮捕した。