南アフリカ25年第2四半期失業率33.2%、前期上回る=統計局

南アの失業率は近年、30%超を維持し、社会問題となっている。特に黒人の失業率が著しく高く、人種間の経済格差が深刻だ。
南アフリカ、ヨハネスブルグのスーパーマーケット(ロイター通信)

南アフリカの国家統計局が12日、最新の失業率を公表した。

それによると、25年第2四半期(4~6月)の完全失業率は33.2%。第1四半期(1~3月)の32.9%を上回った。

ラマポーザ(Cyril Ramaphosa)大統領率いる与党・アフリカ民族会議(ANC)は昨年の議会選で初めて過半数を失って以来、様々な課題に直面している。

連立政権は失業率の改善を最優先課題に掲げている。

25年第2四半期の失業者数は836万7000人。10の産業のうち、6つで雇用が減少し、4つは増加した。

最も多くの雇用が失われたのはコミュニティ・社会サービス、農業、金融の分野だった。

統計局は報告書の中で、米国の相互関税が失業率に影響を与えたかを判断するのは時期尚早と述べている。

南アの関税率はサハラ以南のアフリカ諸国の中で最も高い30%となっている。

南アの失業率は近年、30%超を維持し、社会問題となっている。特に黒人の失業率が著しく高く、人種間の経済格差が深刻だ。

この高失業率は貧困や犯罪率の増加、教育格差など、様々な社会問題に繋がっている。

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