▽25年4月のインフレ率は前年同月比2.8%増、3月の2.7%をわずかに上回ったが、それでも中央銀行の目標値を下回っている。
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南アフリカの先月の消費者物価指数(CPI)がわずかに上昇した。国家統計局が21日、明らかにした。
それによると、25年4月のインフレ率は前年同月比2.8%増、3月の2.7%をわずかに上回ったが、それでも中央銀行の目標値を下回っている。
中央銀行はインフレ率の目標値を3〜6%に設定している。
ロイター通信のアナリストは2.7%と予想していた。
財務省は先週、新たなインフレ目標を近いうちに発表する可能性があると述べていた。
南アフリカ準備銀行(中銀)のクガニャゴ(Lesetja Kganyago)総裁は長年、経済の競争力を高めるために、インフレ率は低い方が望ましいと強調してきた。
しかし、財務省は蔓延する貧困と高い失業率によるインフレリスクを理由に、低いインフレ目標に消極的である。
エコノミストたちはインフレ目標が引き下げられると、さらなる利下げの可能性が低くなると指摘している。
中銀の次回の金融政策決定会合は5月29日に予定されている。中銀は3会合連続で政策金利を引き下げた後、トランプ米政権の関税と国家予算の問題によるリスクを理由に、3月の前回会合では金利を据え置いた。