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▽南アはアフリカ大陸を代表する経済大国のひとつだが、計画停電と高失業率に悩まされてきた。
南アフリカの送電鉄塔(Getty Images)

南アフリカ国営電力会社エスコム(Eskom)は週末に2つの主要発電所でトラブルが発生したとして、23日早朝に計画停電を実施し、6つの発電所を復旧させることに成功したと発表した。

エスコムは22日に計画停電を実施。3000メガワットの送電を停止した。

地元メディアによると、2つの石炭火力発電所が停電したことで、他の8つの発電所が影響を受けたという。

エスコムのCEOは記者会見で、「一晩で失われた10発電所のうち、6つが復旧した」と語った。

それによると、2つの石炭火力発電所では復旧作業が続いているという。

南アはアフリカ大陸を代表する経済大国のひとつだが、計画停電と高失業率に悩まされてきた。計画停電は数年ほど前から数えきれないほど実施され、ほぼ常態化している。

エスコムは声明で、「週明けには復旧作業を終える予定だ」と述べる一方、今後も計画停電を行う可能性があると示唆した。

エスコムの石炭火力発電所はひどく老朽化し、定期的に故障。改修や修繕工事を行っているものの、思うように進まず、脱炭素の取り組みもほとんど進展していない。

エスコムは国内で消費される電力の80%を石炭火力発電で賄っている。

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