◎南スーダンは2011年にスーダンから独立して以来、内戦、自然災害、経済不安、政治抗争に悩まされている。
南スーダン当局は22日、首都ジュバ郊外の高速道路で旅客バスが待ち伏せ攻撃を受け、民間人少なくとも3人が死亡、22人が負傷したと発表した。
地元警察によると、軍服に身を包んだ武装勢力は21日にバス2台と乗用車1台を襲撃したという。
AP通信は当局者の話を引用し、「武装勢力はAK-47を乱射した」と報じている。
現場はジュバの中心部から50kmほど離れた高速道路上。この道路は隣国ウガンダに通じている。
警察の報道官は声明で、「ウガンダ人2人を含む少なくとも22人が負傷した」と報告したが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。犠牲者の身元と死因も不明。
報道官によると、武装勢力は逃走したという。軍と警察が行方を追っている。
地元メディアによると、この高速道路は武装勢力の待ち伏せスポットになっているという。今年8月に発生した待ち伏せ攻撃では市民7人が死亡したと報告されている。犯人は捕まっていない。
南スーダンは2011年にスーダンから独立して以来、内戦、自然災害、経済不安、政治抗争に悩まされている。
内戦は2018年に集結したものの、多くの武装勢力とイスラム過激派が国内で活動を続け、政府だけでなく民間人へも攻撃を仕掛けている。