◎E型肝炎は急性肝炎を起こす肝炎ウイルスによる感染症。症状は皮膚の黄変、腹痛、発熱、食欲不振など。
南スーダン政府は18日、同国北西部でE型肝炎に感染したとみられる患者5人が死亡したと発表した。
地元当局によると、感染者は西バハル・アルガザール州で確認されたという。
保健省の報道官は声明で、国民に平静を保ち、泥水を飲んだり、腐った肉を食べないよう呼びかけた。
E型肝炎は急性肝炎を起こす肝炎ウイルスによる感染症。症状は皮膚の黄変、腹痛、発熱、食欲不振など。
保健省は声明の中で、市民に手洗いやトイレの適切な使用など、感染予防対策を徹底するよう呼びかけている。
同省によると、感染が疑われる市民91人が保健所の管理下に置かれたという。その7割が男性だった。
南スーダンでは2015年頃からE型肝炎の感染者が報告されている。地元の支援団体やNGOによると、衛生環境・設備の未整備が感染症(コレラやマラリアなど)の拡大に拍車をかけているという。
同国では2020年以降、全国各地で洪水が相次いでいる。